比較的早く発病する疾患であり、個人差はありますが数時間〜数日で身体に異変を感じることが多いとされています。
しかし、クラミジアと同様に、自覚症状がない方も多いです。
他の病気（風邪など）と勘違いしてしまうことが多い疾患なので、注意が必要です。

抗生剤点滴１回で治療する事ができます。
２～３週間後、再度ご来院頂き、症状が完治したかを再検査させて頂きます。

淋病はクラミジア同様、放置していると不妊症や子宮外妊娠の原因になります。
少しでも気になる症状がある場合は、すぐに受診しましょう。

梅毒は、梅毒の病原体である梅毒トレポネーマによって起こる感染症です。
感染する原因としては、性行為・オーラルセックスでの皮膚や粘膜の傷口からの侵入が多いとされています。

感染する場所としては、性器・口腔・肛門・手指など、様々です。
比較的早く発病する疾患であり、個人差はありますが数時間〜数日で身体に異変を感じることが多いとされています。
しかし、クラミジアと同様に、自覚症状がない方も多いです。
他の病気（風邪など）と勘違いしてしまうことが多い疾患なので、注意が必要です。

症状と、感染してからの経過時期によって治療法が異なります。

感染後、長い期間放置してしまうと、内臓や神経にまで重い症状が出てしまうこともあります。
いずれにせよ、早期の受診をこころがけましょう。

ヘルペスウイルスによって発症する性感染症です。
感染する原因としては、性行為やオーラルセックスが考えられます。

発症する場所としては、
【男性】亀頭・包皮・陰茎体部・お尻など
【女性】外陰・膣の入り口・お尻など
以上が考えられます。

しかし、約70%の方が無症状であるとされており、感染しても気付かない方も多いです。
（症状は、男性よりも女性が出やすい傾向にあるといわれています）

初発の症状であれば、抗ウイルス薬１０日間服用して頂きます。また、軟膏を塗布するなどの治療を施します。

１度感染してしまうと、風邪や疲労等による免疫力低下によって、発症を繰り返すことがあります。

トリコモナスは、原虫が性器内に入り込み炎症をおこすものです。
性行為による感染が多いとされていますが、下着やタオル・便器・浴槽等でも感染の可能性があります。

この感染症も無症状の方が多く、約50%以上の方は感染に気付かないことがあります。

抗原虫薬の服用や膣剤の使用で治療します。

男性に症状が出ることはほとんどありません。
しかし、男性が感染している場合は、再度、女性に感染してしまう可能性も考えられます。
パートナーと一緒に検査・治療を行いましょう。

また、性行為の経験のない女性や幼児にも感染する可能性があります。
合わせて注意が必要です。

カンジダ症は、カンジダという真菌が性器に感染して生じる感染症です。
カンジダはカビの一種とされており、元々、膣や口にも存在する菌です。

他の性感染症と性質が異なり、感染経路は性行為だけではありません。
免疫力の低下によって菌が増殖して症状が現れることもあります。

男性に感染した場合、症状はほとんど出ません。

抗真菌剤の軟膏の塗布や膣剤などで治療します。
この感染症は慢性化して繰り返すことが多いです。

症状が出た際には根気強く、治療を行うことが大切です。

性行為の経験がない女性でも発症することがあります。

尖圭コンジローマは、性行為で感染しますが、性行為以外の原因で感染する事例もあります。
そのため、性経験のない女性、また幼小児にも発生することがある感染症です。

症状が進行するとイボが肥大し、数も増えてきます。

ウィルスの増殖の抑制が必要です。
ベセルナクリーム（尖圭コンジローマ治療薬）を塗布して治療します。

包茎の人には、尖圭コンジローマが多いといわれています。
男性の方は、再発を予防するためにも包茎手術が推奨されます。

エイズは、性行為によってエイズウィルス（HIV）に感染し発症します。
性行為以外にも血液感染・母子感染があります。

身体の免疫力が低下し、様々な病気に罹りやすくなります。
海外生活が長い方は、事前にチェックをされることをおすすめ致します。

感染後２～３週間に症状が出始め、その後、数週間で治まることが多いです。
何も症状が出ない期間が数年続きます。（個人差はあります）

１度感染すると、完治することはできません。
薬で発症を抑えたり、症状の進行を抑えたりる必要があります。

治療をせず、そのまま症状を放置していると、様々な病気にかかりやすくなります。
それらの病気がエイズ指標疾患に当てはまると「エイズ発症」と診断されます。

性行為によりＢ型肝炎ウイルスに感染したことが原因で起こる肝炎です。
また、母子感染もあります。（現在は生後すぐにワクチンができます）

感染から１～２ヵ月後に、上記のような症状がでるとされておりますが、ほとんどの方が無症状で経過することが多いです。

一般的には、安静にしていれば２～３ヶ月で自然に治ります。

肝臓の炎症が強くなり死につながる病になることも0ではありません。
異常を感じたら、早めの受診が必要です。

Ｃ型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝炎です。
主に血液から感染します。（性行為による感染確率は低いです）

感染から１～２ヵ月後に、上記のような症状がでるとされておりますが、ほとんどの方が無症状で経過することが多いです。

患者様の症状に合わせて、抗炎症療法や抗ウイルス剤の投与を行います。
軽度な場合は「食事療法による安静」という選択肢が取られます。
（症状によっては、消化器内科の受診を推奨させて頂きます）

症状は重くないとされていますが、感染者の約70%が【肝硬変から肝臓がんに進む】可能性が高い疾患です。