季節性インフルエンザワクチン
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症です。
例年11月下旬〜12月上旬にかけて、インフルエンザは流行り始めます。
1月下旬〜2月上旬に、感染者の数はピークを迎えると言われ、3月末頃まで続きます。
妊娠中の方へ
基本的に妊婦・授乳中の方でも受けて頂くことは可能です。妊婦さんのインフルエンザ感染は、高齢者の方と同様に重症化しやすいことが分かっています。事前にしっかりと予防しておきましょう。また、パートナー(妊婦さんのご主人様)の予防接種もとても重要です。奥様(妊婦さん)と赤ちゃんに感染が及ぶことのないように、予防を徹底していきましょう。
インフルエンザの予防接種
費用について
インフルエンザワクチン | 4,500円 |
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風疹・麻疹(はしか)ワクチン
風疹・麻疹ワクチンとは
風疹は、急性の風疹ウイルスによって発症する「急性の発疹性感染症」です。1人の風疹患者から5~7人に感染すると言われており、とても強い感染力を持っています。感染経路は飛沫感染(咳やくしゃみによって飛び散り,これを他の生体が吸い込んで伝染する)によって、人から人へと感染していきます。潜伏期間は2~3週間で、軽い風邪のような症状(発熱など)から始まり、発疹や後頸部リンパ節腫脹などが主症状として挙げられます。
一方で麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスの空気感染によって起こる病気です。風疹よりも「感染力が強い」とされ、ほとんどの方が一度は感染するほどの病気です。 38〜40度ほどの発熱の他、せき・鼻水・めやに、発疹を主症状として挙げられます。
妊娠中の方・妊娠予定の方へ
妊娠中の女性は、風疹・麻疹ワクチンの実施を見送って頂きます。また、妊娠をご予定されている方については、風疹・麻疹ワクチンを実施したあと約2か月は、避妊をするようにしてください。もし、「妊娠していると分からずにワクチンを打ってしまった」「2か月あけずに、妊娠してしまった」という方がいらっしゃいましたら、速やかに当院までご相談ください。
妊娠をご予定の方のパートナーの方で、風疹・麻疹の抗体をお持ちでない(またはご不明な)方は、風疹・麻疹ワクチンを実施するようにしましょう。妊婦さんと赤ちゃんに、感染してしまう恐れも御座います。
授乳中の方へ
出産後、約1か月間は実施を見送って頂くようにお願い致します。あなたの周囲で、流行の兆候がある際は、ご相談頂けると幸いです。
風疹・麻疹の予防接種
費用について
風疹ワクチン | 7,000円 |
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麻疹ワクチン | 6,000円 |
風疹麻疹ワクチン | 10,000円 |
風疹ワクチン | 7,000円 |
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麻疹ワクチン | 6,000円 |
風疹麻疹 ワクチン |
10,000円 |
子宮頸がんワクチン
子宮頸がんワクチンとは
子宮頸がんワクチンとは、ヒトパピローマウイルス(HPV)による感染を防ぐためのワクチンです。
HPVが子宮頸部に感染してしまうと、子宮頸がんに進行することがあります。
子宮頸がんとその前がん病変の発症を防ぐために、子宮頸がんワクチンを実施しています。
もちろん100%子宮頸がんを予防できるものではありません。既に感染した病変の進行予防もできません。
子宮頸がんは、長期間かけて発症する病気です。早期発見によって、子宮頸がんになる前の段階で、治療することができます。
子宮頸がんの予防接種
費用について
子宮頚がんワクチン(ガーダシル)1回 | 15,000円 |
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<注意>
合計3回の接種が必要です。
通院の目安
・1回目(初回)
・2回目(初回から2ヶ月後)
・3回目(初回から6か月後)
子宮がん検診について
畑山レディスクリニックでは、子宮がん(子宮頸がん・子宮体がん)検診も行なっています
予防のためのワクチン接種とあわせて、早期発見を促す定期的な子宮頸がん検診の実施が大切です。
患者様へのメッセージ
予防接種を受けましょう
予防接種を受けることは、「1:あなたの身体を守る」こと、そして「2:社会を守る」ことの2つの役割があると考えています。
予防接種(ワクチンを接種)することで、あらかじめウイルスや細菌(病原体)に対する免疫(抵抗力)を作り出し、病気になりにくい体内環境を作ります。まれに副作用(発熱や発疹)がみられることもありますが、実際に感染症にかかるよりも症状が軽く、何よりも周囲の方へ感染させないというメリットがあります。
多くの人が予防接種を受けて入れば、もし集団の中に感染患者様がいらっしゃっても、その流行は阻止することができます。ワクチンを接種することができない方(重篤な急性疾患にかかっている患者様、急性の病気で薬を飲んでいる患者様など)を、守ることにもつながります。